これから家づくりを検討されている方や、現在積水ハウスにお住まいの方の中には、窓の防犯性能について気になっている方も多いのではないでしょうか。特に積水ハウスの防犯ガラスが割れる心配はないのか、後付けする場合の値段やリフォーム費用はどうなのか、といった疑問は尽きません。また、窓に貼られているシールの意味や、防犯ガラスがあればシャッターなしでも大丈夫なのかといった評判も気になるところです。私自身もハウスメーカーで自宅を建てた経験があり、家族の安全を守る窓選びには非常にこだわりました。この記事では、積水ハウスの防犯ガラスに関する性能や特徴、そして実際に検討する際に知っておきたいポイントについて、宅建士としての視点も交えながら分かりやすく解説していきます。
- 積水ハウスの防犯ガラスが標準仕様に含まれる範囲と特徴
- ハンマー攻撃にも耐える強靭な構造とCPマークの意味
- 既存住宅への後付けリフォーム方法と補助金の活用術
- シャッターの有無や実際の住まい手によるリアルな評判
積水ハウスの防犯ガラスは標準仕様で安心の性能
積水ハウスの住宅において、窓の防犯性能は非常に高い水準で確保されています。ここでは、なぜ積水ハウスの窓が「安心」と言われるのか、その標準仕様の内容やガラスの構造、そして断熱性とのバランスについて詳しく見ていきましょう。
1階窓には防犯合わせガラスが標準装備される
積水ハウスでは、防犯意識の高まりに対応するため、業界内でもかなり早い段階から窓の防犯化に取り組んできました。具体的には、2004年以降の契約分から、戸建住宅の1階のすべての窓、および2階のバルコニーに面する窓に「防犯合わせ複層ガラス」を標準装備しています(一部の小窓や特殊な装飾窓などを除く)。
なぜ「標準仕様」であることが重要なのか
家づくりにおいて「標準仕様」か「オプション」かという違いは、最終的な建築コストに大きく響いてきます。一般的な建売住宅やローコストメーカーの場合、標準で付いているのは通常の単板ガラスや一般的なペアガラスであることが多く、防犯ガラスに変更しようとすると「1枚あたり数万円プラス」といった見積もりになることが珍しくありません。家一軒分の窓をすべて防犯仕様にグレードアップしようとすれば、トータルで数十万円、場合によっては100万円近い追加費用が発生することもあります。

しかし、積水ハウスの場合はこれが最初から本体価格に含まれています。「家族の安全はオプションではなく、基本性能であるべきだ」という企業姿勢がうかがえますね。私自身、賃貸物件のオーナーとしても、セキュリティ設備の有無が入居者の安心感に直結することを痛感していますが、自宅となればなおさらです。追加費用の心配をせずに、最初から高いセキュリティレベルが確保されている点は、施主にとって精神的にも予算的にも非常に大きなメリットだと言えるでしょう。
全シリーズで統一された高い防犯基準
この防犯ガラスの標準採用は、高価格帯の商品だけでなく、積水ハウスの主力商品である以下のシリーズなど、基本的にすべてに適用されています。
| 構造種別 | 代表的なシリーズ名 |
|---|---|
| 鉄骨造(1・2階建て) | イズ・ステージ、イズ・ロイエ など |
| 木造(シャーウッド) | グラヴィス、ザ・グラヴィス など |
| 重量鉄骨(3・4階建て) | ビエナ など |
ここがポイント
ただし、浴室の小窓や、人が通り抜けられないサイズのFIX窓(はめ殺し窓)、あるいは防火地域で使用される網入りガラスが必要な窓など、一部例外となるケースもあります。契約前の図面チェックでは、窓の記号に「防犯」のマークが入っているか、担当の設計士さんに必ず確認するようにしましょう。
簡単に割れることはない強靭な中間膜の構造
「防犯ガラス」と聞くと、強化ガラスのように「硬くて割れないガラス」をイメージされる方が多いかもしれませんが、実は構造が少し異なります。積水ハウスが採用しているのは「合わせガラス」と呼ばれるタイプで、その強さの秘密はガラスそのものよりも、ガラスの間に挟まれた「中間膜」にあります。
バール攻撃にも耐える特殊フィルムの実力
積水ハウスの「防犯合わせ複層ガラス」は、2枚のガラスの間に強靭で厚みのある特殊樹脂膜(ポリビニルブチラールなど)を挟み込み、高温高圧で圧着して一体化させています。この中間膜は非常に粘り強く、柔軟性があるのが特徴です。
もし空き巣がバールやハンマーで窓を叩き割ろうとしても、表面のガラスにはヒビが入りますが、その下にある中間膜が衝撃を吸収し、強力に接着し続けます。その結果、ガラスがボロボロと崩れ落ちることがなく、「穴を開ける」ことが極めて困難な状態を作り出します。一般的な単板ガラスなら一撃で大きな穴が開き、そこから手を入れてクレセント錠(鍵)を回されてしまいますが、防犯合わせガラスの場合は、何度も何度も叩き続けなければ手が入るほどの穴が開きません。

大きな破壊音が泥棒を威嚇する
また、無理やり穴を開けようとして何度もガラスを叩くと、その度に「バン!バン!」という大きな破壊音が周囲に響き渡ります。泥棒にとって、音は光(人目)と同じくらい嫌がる要素です。近隣住民に気付かれるリスクを冒してまで、なかなか割れないガラスと格闘し続ける泥棒はいません。
実際に、警察庁のデータ(出典:警察庁 住まいる防犯110番「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」)によれば、「侵入に5分以上かかると約7割の泥棒が諦める」とされています。積水ハウスの防犯ガラスは、この「運命の5分間」を稼ぐために設計されており、物理的な強度以上に、泥棒の心を折るための性能が備わっていると言えます。

CPマークのシールが示す高い防犯性能と効果

積水ハウスの防犯ガラスの隅には、必ず「CPマーク」というシールが貼られています。これは単なるメーカーのロゴではなく、日本の防犯基準における「合格証」とも言える非常に重要なマークです。
官民合同会議が定めた厳しい基準
CPマークは「Crime Prevention(防犯)」の頭文字をとったもので、警察庁や国土交通省、建物部品メーカーなどが連携して設置した「官民合同会議」によって定められました。このマークが表示されているということは、以下の厳しい試験をクリアしていることを意味します。
- こじ破り試験:ドライバーなどを隙間に差し込んでこじる攻撃に5分以上耐える。
- 打ち破り試験:バールなどでガラス面を叩く攻撃に5分以上耐える。
- 焼き破り試験:バーナーなどで熱を加える攻撃に耐性がある。
つまり、このシールが貼られている窓は、国がお墨付きを与えた「防犯建物部品」であるという証明なのです。
シール自体が持つ「魔除け」の効果
空き巣の多くは、犯行に及ぶ前に必ず現場の下見を行います。その際、プロの泥棒は窓ガラスにこの「CPマーク」が貼られているかどうかをチェックしています。もしCPマークがあれば、「この家は防犯対策がされている。侵入に時間がかかりそうだ」と瞬時に判断し、ターゲットから外す可能性が非常に高くなります。
プロの視点
私たち宅建士も物件を管理する際、このマークの有無を重視します。CPマークがあるだけで、その物件のセキュリティレベルが対外的にアピールできるからです。積水ハウスの窓には標準でこのマークが付いてくるため、貼ってあること自体が強力な「抑止力」として機能しています。
さらに、積水ハウスの窓は基本的に「2ロック(二重鍵)」や、ボタンを押さないと鍵が開かない「サブロック機能」が標準装備されています。CPマーク付きの強靭なガラスと、解除に手間取る2ロックの組み合わせは、侵入者にとってまさに鉄壁の守りと言えるでしょう。
台風時の飛来物対策にも有効な飛散防止効果
ここまで「対・泥棒」の話をしてきましたが、実は防犯合わせガラスが最も頻繁に活躍するのは、台風や地震などの「自然災害」の時かもしれません。
「割れても飛び散らない」という安心感
近年、日本各地で大型台風による被害が相次いでいます。強風で飛ばされた屋根瓦や木の枝、看板などが窓ガラスに直撃すると、普通のガラスであれば粉々に砕け散り、鋭利な刃物となって室内に降り注ぎます。これは就寝中の家族にとって命に関わる危険な事態ですし、割れたガラスの処理中に怪我をする二次災害も後を絶ちません。
しかし、中間膜を挟んだ合わせガラスであれば、もし飛来物が当たってガラスが割れたとしても、破片は中間膜に強力に接着されたまま保持されます。 蜘蛛の巣状にヒビが入るだけで、室内側にガラスが飛び散ったり、窓枠からガラスが脱落して雨風が吹き込んだりするリスクを最小限に抑えることができるのです。

紫外線(UV)カットで家具を守る
もう一つの隠れたメリットが、紫外線カット効果です。積水ハウスで採用されている合わせガラスの中間膜には、紫外線を99%以上カットする性能があります。
通常の単板ガラスを通して入る日光は、長年浴び続けるとフローリングの色あせや、カーテン、ソファなどの家具の劣化を引き起こします。また、肌のシミや日焼けの原因にもなります。防犯ガラスであれば、家の中にいながら有害な紫外線をほぼシャットアウトしてくれるため、大切なインテリアを美しく保つことができ、女性や小さなお子様にとっても優しい環境が整います。これも「標準仕様」であることの大きな恩恵ですね。
窓の種類と遮熱断熱性能の組み合わせ
「防犯性能を上げると、断熱性能が犠牲になるのではないか?」と心配される方もいるかもしれませんが、その点は最新の技術でしっかりとカバーされています。積水ハウスの窓は、防犯性だけでなく、快適性を左右する「断熱性」もトップクラスの性能を持っています。
「遮熱断熱・防犯合わせ複層ガラス」の仕組み

積水ハウスの標準的な窓は、単なる合わせガラスではありません。正確には「遮熱断熱・防犯合わせ複層ガラス」という、非常に高機能なハイブリッド構造になっています。具体的には以下のような構成です。
| 位置 | 素材・仕様 | 主な効果 |
|---|---|---|
| 室外側 | Low-Eガラス
(特殊金属膜コーティング) |
夏の日射熱を反射し、冬の暖房熱を逃がさない。 |
| 中空層 | アルゴンガス封入層
(12mm厚など) |
空気よりも熱を伝えにくいガスで断熱性を向上。 |
| 室内側 | 防犯合わせガラス
(ガラス+中間膜+ガラス) |
防犯性能、飛散防止、UVカット。 |
このように、室外側で熱をコントロールし、室内側で侵入を防ぐという役割分担がされています。さらに、積水ハウス独自の「超高断熱アルミサッシ(SAJサッシ)」や、さらに断熱性の高い「アルミ樹脂複合サッシ」などを組み合わせることで、結露の発生を抑え、冷暖房効率の良い住まいを実現しています。
さらなる高性能を求めるならトリプルガラス
寒冷地にお住まいの方や、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)基準を余裕を持ってクリアしたい方には、オプションで「トリプルガラス(3層ガラス)」への変更も可能です。積水ハウスでも「遮熱断熱/防犯安全合わせトリプルガラス」といった製品が用意されています。
これはガラスが3枚になり、中空層が2層になることで、魔法瓶のような保温効果を発揮します。トリプルガラスにする場合でも、しっかりと防犯合わせ仕様を選択できるのが積水ハウスの強みです。「断熱をとるか、防犯をとるか」というトレードオフ(二者択一)ではなく、両方を最高レベルで叶えることができるのです。
積水ハウスの防犯ガラスの評判や後付けの注意点
ここまでは新築時の標準仕様を中心にお話ししましたが、リフォームを検討されている方や、実際の使い勝手が気になる方もいらっしゃるでしょう。特に後付けの場合は施工方法や費用感が新築とは異なります。ここでは、リフォームの選択肢や費用、そして実際の住まい手の評判について深掘りします。
リフォームで防犯ガラスを後付けする方法
すでに建てられた家にお住まいで、「うちの窓は普通のガラスだけど、最近物騒だから防犯ガラスにしたい」と考えている方も多いでしょう。積水ハウスの住宅(既築)で防犯ガラスを導入するには、大きく分けて2つのアプローチがあります。
1. ガラスのみを交換する(アタッチメント工法など)
現在使用しているサッシ(窓枠)をそのまま使い、ガラス部分だけを「防犯合わせガラス」に入れ替える方法です。最も見た目が変わらず、スマートなリフォームと言えます。
ただし、防犯合わせガラスは通常のガラスよりも厚みがあるため、既存のサッシの溝に入らない場合があります。その際は、専用のアタッチメント(枠)を付けて厚みを調整する必要があります。網戸との干渉や、重量が増すことによる開閉の重さなどが生じる可能性があるため、事前の現地調査が不可欠です。
2. 内窓(二重窓)を設置する
今ある窓の内側(室内側)に、もう一つ新しい樹脂製の窓を取り付ける方法です。「インナーサッシ」とも呼ばれます。私個人として、リフォームなら断然こちらの「内窓設置」をおすすめします。
理由は単純で、メリットが防犯だけにとどまらないからです。内窓をつけると、既存の窓との間に大きな空気の層ができるため、断熱性能が劇的に向上します。冬場の結露が驚くほど減り、外からの騒音も聞こえにくくなるという防音効果も期待できます。
積水ハウスの住宅は、独自の「メーターモジュール(1m単位)」や「関東間」など、サイズが厳密に決まっていますが、積水ハウスリフォームなどのグループ会社であれば、純正の窓サイズにぴったり合う内窓を用意してくれます。施工も1窓あたり約1時間程度で終わり、壁を壊すような大掛かりな工事も不要なため、住みながら手軽に防犯・断熱リフォームが可能です。
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補助金活用で抑えられる窓リフォームの値段
防犯ガラスへのリフォームを検討する際、どうしてもネックになるのが「費用」の問題です。性能が高いガラスは一般的なガラスに比べて単価が高く、家中の窓を施工しようとすれば、それなりのまとまった予算が必要になります。
一般的な相場としては、既存の窓枠を利用して内窓(二重窓)を設置する場合、腰高窓(中サイズ)で1箇所あたり約6万円〜10万円前後、掃き出し窓(大サイズ)だと約10万円〜15万円前後(材工込み・税別)が目安となります。これに防犯合わせガラスのグレードアップ費用が加算される形です。しかし、ここで「高すぎるから」と諦めるのは非常に早計です。なぜなら、現在の国の政策を賢く利用することで、この費用を劇的に圧縮できる可能性があるからです。
「防犯」ではなく「断熱」として補助金を狙う
ここが最も重要なポイントですが、国や自治体の補助金制度には「防犯対策」そのものを対象としたものは意外と少ないのが現状です。しかし、「省エネ(断熱)対策」に対する補助金は、過去最大級の規模で予算が組まれています。
そこで私たちが採るべき戦略は、「防犯合わせガラスが入った内窓」を設置することで、「断熱改修」として補助金を申請するという方法です。
積水ハウスで採用されているような「防犯合わせ複層ガラス」や、それを組み込んだ内窓は、防犯性能だけでなく極めて高い断熱性能を持っています。そのため、国の「先進的窓リノベ事業」などの高性能建材として認定されるケースが非常に多いのです。つまり、「防犯のためにリフォームする」のではなく、「断熱リフォームのついでに最強の防犯も手に入れる」という建て付けにすることで、高額な補助金を受け取ることが可能になります。

補助金で費用の50%以上が戻ってくるケースも
近年の「先進的窓リノベ事業」などの補助率は非常に高く設定されており、選ぶ窓の性能グレード(SグレードやAグレードなど)によっては、工事費用の半額相当、場合によってはそれ以上の金額が補助金として還元される事例も多発しています。
| 窓のサイズ | 工事費目安(定価) | 補助額の目安(例) | 実質負担額イメージ |
|---|---|---|---|
| 小サイズ
(トイレ・浴室等) |
約5〜7万円 | 約3〜4万円補助 | 約2〜3万円 |
| 中サイズ
(腰高窓・寝室等) |
約8〜11万円 | 約4〜6万円補助 | 約4〜5万円 |
| 大サイズ
(リビング掃き出し等) |
約13〜18万円 | 約7〜9万円補助 | 約6〜9万円 |
※上記はあくまで過去の制度(先進的窓リノベ事業等)に基づいたSグレード相当の概算シミュレーションです。製品仕様や年度ごとの補助単価により変動します。
このように、うまく活用すれば実質半額程度で、積水ハウス仕様の高性能な防犯・断熱窓を手に入れることができるのです。浮いた予算で、当初予定していなかった2階の寝室や子供部屋まで施工範囲を広げるオーナー様もたくさんいらっしゃいます。
必ず確認すべき注意点
- 登録事業者での契約が必須: 多くの補助金は、事前に事務局に登録されたリフォーム業者と契約し、工事を行う必要があります。DIYや未登録業者での施工は対象外です。
- 予算上限による早期終了: 人気のある補助金は、年度の途中で予算が尽きて受付終了となることが多々あります(過去には夏〜秋頃に終了した例も)。
- 対象製品の確認: すべての防犯ガラスが対象になるわけではありません。「熱貫流率」などの基準を満たす必要があります。
リフォームを検討する際は、必ず積水ハウスのリフォーム担当者(積水ハウスリフォームなど)や施工店に、「現在使える補助金を使って、防犯ガラスを入れたい」と明確に伝え、見積もりと補助額のシミュレーションを作成してもらってください。
シャッターなしでも安心できる高い防犯性
家づくりの打ち合わせで、オーナー様同士でもよく議論になるのが「防犯ガラスがあれば、雨戸やシャッターは不要なのではないか?」というテーマです。
「防犯」の観点だけならシャッターレスも有り
結論から申し上げますと、「防犯」という一点において言えば、積水ハウスの防犯合わせガラス+2ロックの性能があれば、シャッターがなくても十分な安全性は確保されていると私は考えます。
昔の家はガラスが簡単に割れたため、夜間は雨戸を閉めることが必須の防犯対策でした。しかし、前述の通り防犯合わせガラスは破壊に時間がかかり、大きな音も出ます。泥棒はわざわざそんな窓を選びません。実際に、最近のモダンな外観の家では、デザイン性を重視してシャッターをあえて付けないという選択をする方も増えています。
それでもシャッターを採用する理由
では、なぜオプションでシャッターを付ける人がいるのでしょうか。それは防犯以外のメリットがあるからです。
- 最強の飛来物対策:防犯ガラスは割れ落ちませんが、何かが衝突すればヒビは入り、交換には高額な費用がかかります。シャッターがあれば、ガラスそのものを守ることができます。
- 防火・遮熱:延焼を防いだり、夏の強烈な日差しを窓の外で遮ったりする効果があります。
- プライバシーと遮音:夜間に室内の光を外に漏らしたくない、外の騒音を完全にシャットアウトして安眠したいというニーズには、シャッターが最適です。
予算に余裕があれば、リビングなどの大開口部には「電動シャッター」を採用するのがおすすめです。ボタン一つで開閉できるため、毎日の開け閉めが苦にならず、防犯と快適性を両立できます。
実際に住んでいる人の口コミと評判

スペックや性能数値がいかに優れていても、毎日暮らす家としての「実際の使い心地」はどうなのか、やはり一番気になるところですよね。カタログには載っていないリアルな感想こそ、家づくりの判断材料として非常に重要です。
私自身、積水ハウスのオーナー仲間や、ブログ・SNSを通じて交流のある施主の方々と話をする機会が多いのですが、防犯ガラスに関しては「標準で付いていて本当に良かった」という感謝の声が圧倒的に多いのが特徴です。一方で、高機能なガラスであるがゆえの「重さ」や「見え方」に関する戸惑いの声もゼロではありません。ここでは、忖度なしのリアルな口コミを整理し、オーナー目線での解説を加えてご紹介します。
「標準仕様」であることへの満足度が圧倒的
多くのオーナー様が口を揃えて評価するのが、やはりコストパフォーマンスと安心感のバランスです。
- 「他のハウスメーカーで見積もりを取った際、1階の窓を防犯ガラスにするだけで数十万円のオプション費用が必要だと言われた。積水ハウスはそれがコミコミだったので、浮いた予算をキッチンのグレードアップに回せて大満足。」
- 「夫が出張が多く、夜に母子だけで過ごすことが不安だった。でも『1階の窓はすべて防犯仕様で、簡単には割れない』という事実があるだけで、精神的な安心感が全然違う。夜もぐっすり眠れるようになった。」
- 「近所で空き巣被害があった際も、我が家は『CPマーク』付きの窓と防犯シャッター(一部採用)のおかげか、被害に遭わなかった。泥棒にとっても入りにくい家だと認識されているのが分かる。」
- 「庭で子供が野球の練習をしていて、硬式ボールを窓に思いっきりぶつけてしまったことがある。ヒビは入ったが、ガラスが貫通したり飛び散ったりすることはなかった。もし普通のガラスだったら大怪我をしていたと思うとゾッとした。」
このように、防犯ガラスは「何も起きない日常」ではその恩恵を感じにくいものですが、いざという時の物理的な防御力や、日々の精神的な安定剤としての役割を高く評価されている方が多いですね。「お金で買える安心」が最初からパッケージされている点は、積水ハウスの大きな強みと言えます。
住んでみて分かった「気になる点」と対策
一方で、機能性が高いガラスだからこそ生じるデメリットや、住んで初めて気づくポイントもいくつか挙げられています。これらは事前に知っておくことで対策が可能です。
- 「ガラスが分厚く重いため、リビングの大きな掃き出し窓などは開け閉めがずっしりと重く感じる。特に気密性が高いので、最後に閉まり切る瞬間に少し力が要る。子供や高齢者にはサポートが必要かも。」
- 「ガラスに少し緑色がかった色味(グリーンガラス)があり、レースカーテンを開けても外の景色が少し色付いて見えるのが最初は気になった。遮熱金属膜(Low-E)と中間膜の影響らしいが、慣れれば気にならないレベル。」
- 「防犯合わせガラスに加え、Low-E膜などの金属コーティングが入っているせいか、窓際で携帯電話の電波が少し入りにくい気がする(※キャリアや環境による)。」
- 「標準仕様のままだと窓の種類が多すぎて、どの窓が『防犯合わせ』で、どの窓が『ただのペアガラス』なのか把握するのが大変だった。引き渡し時の説明をもっと詳しく聞いておけばよかった。」
オーナーからのアドバイス:窓の「重さ」対策
防犯合わせ複層ガラスは、通常のガラスよりも重量があります。特にリビングの大開口サッシ(天井までの高さがある窓など)を採用する場合は、テコの原理で開け閉めを補助してくれる「サポートハンドル(大型取っ手)」をオプションで付けておくことを強くおすすめします。これがあるだけで、指一本で操作できるほど開閉が劇的に楽になりますよ。
「色味」についての補足
口コミにある「緑色に見える」というのは、主に西日や夏の日差しをカットする「遮熱タイプ」のガラスを選んだ場合の特徴です。逆に、南側の窓などで日差しを積極的に取り込みたい場合は「断熱タイプ(クリア)」を選ぶと、ガラスの色味はより透明に近くなります。設計士さんと相談して、方角によってガラスの種類を使い分けるのが正解です。
総じて言えるのは、ネガティブな意見の多くは「慣れ」や「事前のオプション選択」で解決できるものだということです。防犯性能という絶対的なメリットと比較すれば、許容範囲内だと感じる方が大半のようです。
積水ハウスの防犯ガラスで実現する安心の暮らし
積水ハウスの防犯ガラスは、単なる「割れにくい建材」ではありません。それは、家族の命、財産、そして日々の平穏な暮らしを守るための、完成されたセキュリティシステムの一部です。これが特別なオプションではなく、標準仕様として組み込まれていることは、長く安心して暮らす上で、金額換算できないほど大きな価値があります。
これから新築を建てる方は、設計の段階で「どの窓が防犯仕様なのか」を図面でしっかり確認し、必要であれば死角になりやすい2階の窓への追加も検討してみてください。また、既築住宅にお住まいの方も、決して遅くはありません。内窓リフォームなどで最新の防犯・断熱性能を手に入れることは十分に可能です。
窓は家の弱点になりやすい場所ですが、適切な対策を行えば、外敵から家族を守る「最強の盾」にもなり得ます。ぜひ、ご自身のライフスタイルに合った窓選びで、安心で快適な毎日を手に入れてください。

免責事項
本記事の情報は執筆時点の一般的な情報を基にしています。詳細な仕様や補助金制度は変更される可能性がありますので、正確な情報は積水ハウス公式サイトや行政のホームページをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。